バブルを対象物へ選択的に吸着させ、pH依存性の無い脱離洗浄と殺菌を同時に行う技術
1. 洗浄作用
ウイルス/細菌類の表面は両極性電解質の性質を有しマイナス電荷を持つ超高濃度ファインバブルがウイルス等に選択的に吸着し洗浄対象物から脱離洗浄されると推定されます。 また、バブル周辺は水酸基(OH-)と水素基(H+)が誘電分極し、石鹸と同等の界面活性状態で洗浄作用があります。
図1：ファインバブルが付着し、吸着除電効果で対象物の脱離洗浄、同時に電荷消失で細菌類は生体活性力が喪失します。
図2：バブル崩壊時水酸基ラジカル、キャビテーション等で細胞核を物理的に破壊するため耐性菌を創りません。
2. 殺菌作用
当社装置を用いて発生するバブルの粒径・濃度を制御することで、バブルをウイルス（数百nm～数十nm）・細菌類等へ選択的に吸着させます。
吸着したバブルが崩壊する際の水酸基（-OH）ラジカル（水酸基含む）と紫外線エネルギー、キャビテーションエネルギー等によりウイルス・細菌類を殺菌します。（推定）
3. 超高濃度ファインバブルの特徴
ウイルス及び細菌を殺菌する際に物理的に核を破壊するため、薬剤による殺菌とは違い耐性菌が生じません。